【静止力 地元の名士になりなさい】から学ぶ、楽に希少性を高められる方法

個人的に非常に面白い考え方で何度も参考にさせてもらっている、えらいてんちょうこと、えらてんさんの新たな本を読んでみました。

「静止力 地元の名士になりなさい」という本です。

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この本は前書のしょぼい起業のアッパーバージョンといった感じ。しょぼい起業との相性も抜群に良い考え方ですね。

現代社会の考え方に染まってしまった若者は読む価値のある本だと感じました。

「静止力 地元の名士になりなさい」の内容

ざっくりと言うと、一つの土地で長く過ごして、自分の過ごしやすい環境やコミュニティを形成して行こうという内容になっています。

ホリエモンの多動力の逆を行こうぜ!という主張です。

多動力とは?

ホリエモンを台頭とする「多動力」の考え方は今の若者たちの心を見事に捕らえました。

色々なことに手を出して、世界に一人のブランド力のある人間になろう!会社に囚われるな!みたいな考え方が多動力です。

この考え方が流行るのも至極当然。今の若者は日本になんらかの不信感を持っていますからね。年金然り、終身雇用制度然りです。

そんな不信感から一つの場所に留まっていてもリスクが高いと考える若者がホリエモンの多動力の考え方へと流れるのは自然な流れですね。

静止力とは?

しかし、「静止力」では逆のことを訴えていました。

多くの若者が多動力の考え方であちこちを転々とするなら、逆に一つの場所に留まっていることが一つのブランドになるという主張です。それこそが静止力であると。

たしかに、多動力に感化された若者が多動力を実践するほど、一つの場所に腰を据えている人は重宝されます。

田舎なんて際たるものでしょう。

どんどんと都会へ若者が流れて行く中、田舎に残って声高らかに「俺、ここで永住するから!」と宣言すればそれだけで田舎のヒーローです。

著者はそれを利用して田舎の名士になりましょう、最終的には墓守になりましょう。と言っているわけです。

 

サラリーマンこそ静止力?

この考え方は田舎でなくても使えますよね。サラリーマンにも使えるテクニックだと思います。

最近の若者は転職を前提に就職するといいます。それは先ほどの、社会や会社に対する不信感が原因の一つです。

 

会社の上司もそれは気づいています。

そのため、就活の面接では「すぐにやめないか?」「長く会社にいてくれるか?」を重点的にみている企業も多いとか。

そんな中、「俺はこの会社に死ぬまで勤め上げます!」と宣言した若者は必然的に重宝されると思うんですね。

 

多動力が流行っている今だからこそ、一つの場所にしっかりと腰を下ろすというのはアリなのかな〜と思いました。

というのも、実際に多動力で成功できる人ってごく少数なんですよ。

才能があり、なおかつ努力もできる。そんなごく一部の人しか多動力では成功できません。

なぜなら、多動力をする人には後ろ盾がないから。自分というブランドを徹底的に育て上げブランディングした人だけが成功できるのが多動力です。

 

正直、一般人には多動力は難しいんですね。だからこそ、一般人は会社一つに身を預けていたのです。

会社にいるだけで、一つブランドができますからね。一番楽ですし、簡単です。

しかし、みんなこの考え方なので希少性がないのが弱点でした。

 

そんな中、多動力という考え方、そして若者の不信感から完全にバランスが崩れました。

むしろ一つの場所に留まることが希少性を高められる方法になったのです。

本来ならば最も人が集まるであろう、簡単で安定した方法が希少性を高められるようになったということです。

ほんと、どうなってるんでしょう日本。

 

もちろん、リスク込みで多動力を実践しているという人なら問題ありませんが、今いる場所がなんとなく不安だからというようなフワフワした理由で多動力を実行することこそがリスクが高いということですね。

盲目的に多動力を実行しようとしている人は一読の価値ありです。

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