少しでもPCでの作業を楽しく、快適に行いたい私は「キーボード」を新調することにしました。
理想はmac専用メカニカルキーボードです。
しかし、macユーザーならわかると思いますが、mac用のサードパーティーアイテムって意外と少ないです。
特にメカニカルキーボードは絶望的。本当に片手で数えるほどしか候補がありません。
今回の私はあまり予算もなかったので、リーズナブルで信頼性の高いハッピーハッキングキーボード(HHKB)のmac用を購入しました。
今回はそんな「HHKB for mac」のレビューをします。
「HHKB for mac」とは?
HHKBは日本が誇るコンピューター関連メーカー。
その中でもキーボードは非常に人気が高く、信者も多いです。
PC好きならHHKBという羅列は一度は見たことがあるはず。
そんなHHKBシリーズのmac専用機が「HHKB for mac」。
- mac専用のコントロールキー
- カナ文字英字のキーがスーペスバーの隣に設置
など純正に近く作られたモデルです。
macのキー配列に慣れてしまった人からすると、Windowsのキー配列は苦痛なのでmac信者からも人気の高い逸品。
「HHKB for mac」は安い
この手のしっかりとした押し心地のあるmac専用キーボードは少ないながらも存在はしています。
ただし、どのモデルもとにかく高い。キーボードに15000円、20000円をポンと出せる人はなかなかいないでしょう。
その点「HHKB for mac」は格安です。6000円台で手に入れることが可能。
macでもしっかりとした押し心地のキーボードをリーズナブルな価格で手に入れたいと考えている人には良い選択肢になると思います。
「HHKB for mac」の詳細レビュー
ざっくりと「HHKB for mac」の特徴についてまとめたところで詳細レビューに入っていきますね。
1ヶ月ほどこのキーボードを使ってみて分かったことを発表します。
キーの押し心地

HHKBだからメカニカルなんだろうなと思う人もいますが
「HHKB for mac」はメカニカルキーボードではありません。
メンブレン方式です。メンブレンとは安いキーボードに搭載されるような方式で、押し心地や反応速度などがメカニカルキーボードに劣ると言われています。
「HHKB for mac」もあくまでメンブレンなので、メカニカルキーボードのような軽快な押し心地とは少し違います。
キーを押すための力も少し必要なのでメカニカルと比べてしまうと多少の疲労感を感じるかもしれません。
ただし、職場や学校で支給されるような安いキーボードとは一線を画するものでした。
多少押し心地は硬いものの、ぺたんこキーボードからメカニカルへの移行としては良い架け橋になると思いました。
ある程度力を加えないと反応しないキーなので、押し間違いの心配もありません。
そして、個人的にはぺたんこキーボードよりもずっと疲れにくいので気に入っております。
タイプ音は割とうるさい
キーを叩いたときの音は結構出ます。
カチカチ、というよりはガチャガチャというような音。
静かな部屋で使うと響くので、同じ部屋に人がいる場合は使用を控えた方が無難かもしれません。
隣の部屋にまで聞こえるというような音では無いので、その点はご安心を。一人部屋なら夜でも使えるでしょう。
オフィスで使えるかは…。周り次第ですかね。
みんなぺたんこキーボードを使っている中でこれを使うと嫌な顔されるかも。
USBポートが便利

地味に助かったのがUSBポートです。2つ設置されています。
私はこれにワイヤレスマウスのレシーバーを挿しています。
こうすることで、PCにHHKBを接続すると自動的にマウスも使えるようになります。
つまり
- 家ではHHKBとマウス
- 外ではPC単体
という切り替えがHHKBをUSBに抜き差しするだけで可能になります。
この点においてはHHKBが有線で良かったと思っています。
Bluetoothは接続に少し時間がかかりますしね。
キー配列が純正とほぼ同じ

「HHKB for mac」を選んだ一番の理由はキー配列です。
この手のコンパクトなキーボードは何かのキーを犠牲にしたり、キー配列を独自のものにしがち。
一方でHHKBはキー配列はmacとほぼ同じです。
このコンパクトボディによくぞ詰め込んでくれた!と感動しています。
特に、カーソルキーがあるのがマジで嬉しい。
個人的に文章作成でカーソルキーを多用するので必須なんですよね。
コンパクトなキーボードではカーソルキーがカットされがちなんですよ…。
ファンクションキーが無いのは少し気になりますが、Fnキーを押しながら数字キーを押すことで代用できます。
その上、キートップにも印字されているので困ることはないでしょう。言うほど使いませんし。
スタンドが便利
初めてHHKBを使ったときの印象は「使いづらい!」でした。
なぜかというと、妙にキーボードに高さがあるんですよ。
そのせいで手が浮いた体勢になり、結構しんどい。最初は「やっちまった〜」と思ったものです。
しかし、スタンドを使うことでこの問題は解決。
キーボード裏のスタンドを立てることによって、ちょうど良い高さにキーボードが傾いてくれます。
おかげでスムーズな入力が可能になりました。
ただし、この状態でも少し高いと感じる人もいるようです。(私の友人がそうでした)
そんな人はアームクッションを買うと幸せになれるでしょう。
macbookに乗せて使える?
私はキーボードを利用するときは家で外部モニターの前に置いて使っています。
ただし、キーボードをノートPC上に乗せて利用したいという人もいるでしょう。
実際にPC上に乗せて使ってみたところ、快適に使うことができました。

HHKBの大きさが丁度よく、PCの上に乗せても安定しますし、下の純正キーボードが反応することもありませんでした。
ちなみに私が愛用しているのが2017年モデルのmacbook air(13インチ)です。
旧型のmacbook airにはかなり相性が良かったです。おそらく新型でも問題ないでしょう。
初期設定は若干ダルイ
HHKB for macはUSBに刺すだけでは一部のキーが反応してくれません。
そのため、別途でソフトウェアのインストールを行う必要があります。
付属のDVDドライブからもインストールできますし、公式サイトでも無料でインストールすることが可能です。
ただし、外部からのアプリケーションなのでmacの方で使用許可を出したりしなくてはならなかったり、何度も再起動をかける必要があります。
結局、私は不慣れなこともあり20分ほど時間がかかりました。
一度設定してしまえばあとは快適ですが、最初だけちょっと面倒くさい。これだけ覚えておいてください。

まとめ:タイピングの楽しさを体感しよう
「HHKB for mac」を買って良かった一番のポイントが「キーを打つのが楽しい」です。
ガチャガチャと仕事している感が出て悦に浸れますし、メカニカルキーボードほどではないにしても入力は快適。
最近では、このキーボードに触りたいがために作業時間が増えました笑
macのぺたぺたキーボードに嫌気が差している方、是非とも一度お試しあれ。
きっと仕事のモチベーションも上がりますよ〜。ではでは。
2020年現在、アマゾンでは品切れが続いているので、楽天で買うことをおすすめします。私も楽天で購入しました。