万年筆の革靴の共通点。道具としての美しさ。

私は万年筆が好きです。

最初はペン先がぎこちなくて、「こんなペンで書いてられるか!」となるも、いつの間にか心地の良い書き心地になっている万年筆跡が好きです。

 

 

私は革靴が好きです。

最初は窮屈で足が痛くなって、「こんな靴履いてられるか!」となるも、いつの間にか心地の良い履き心地になっている革靴が好きです。

 

 

万年筆と革靴。

この2つには共通点があるなと。

この共通点があるからこそ2つが好きなのだと感じるようになりました。

それは「馴染む」ということ。

 

 

万年筆は書くたびにペン先が削れて自分の筆跡に馴染んでいきます。

革靴は履くたびに革が柔らかくなり自分の歩き方に馴染んでいきます。

自分色に染め上げる。そんな作業が好きなのですね。

 

普通の道具は新品が最も美しい。

あとは段々と美しさを失っていきます。

それに対し、革靴や万年筆は「使い込む」という作業があります。

もちろん新品も美しいですが使い込むとさらに美しい。

 

 

男は女の最初の男になって女を自分色に染め上げたいという願望があります。

男は処女を取っ捕まえて自分好みの女にしたいわけです。(現実世界はそんなに上手くいきませんが)

男は遺伝子レベルで「自分色に染め上げる」ということが好きなのかもしれませんね。

 

 

私はコレクションというものが苦手です。

革靴も万年筆も好きですがコレクションにしようとは全く思いません。

疑問に感じてしまうわけです。

「この素晴らしい道具たちを集めて私は何をしたいのだ」と。

せっかくの道具を美術品のように眺めるだけと言うのは寂しい。

道具は使う事が大切なのだと思います。

 

 

使えば使うほど美しくなる、そんな道具は大切に愛着を持って、長く使う事ができます。

新品の道具を買い込むのではなく、

「自分に馴染んだ」道具を使って生活したいものです。