【価格崩壊中】M570tを今更レビュー|M570Sとの違いも解説!

トラックボールに興味があるけど、使いこなせるか心配…。

そんな人に朗報です。

 

ロジクールの超名作トラックボール「M570t」をご存知でしょうか。

10年前から販売され、今なお不動の人気を誇る逸品です。

 

そんなM570tに後継機種「M570S」がリリースされました。

そんな中、私はあえてM570tを購入しました。なぜなら安かったから。

 

最新機種が発売されたことにより、かつての名作が価格崩壊を起こしています。

最新機種よりも1000円以上安く、セール時には投げ売りをされています。

私もセールを利用して最新機種よりも2000円近く安く手に入れることができました。

 

今だからこそリーズナブルに名作トラックボールを手に入れるチャンス!

と言うことでM570tのレビューをお届けします。

 

ロジクールM570tとは?

M570tはPC周辺機器の有名メーカー「ロジクール」のトラックボールマウスです。

歴史は古く10年前から多くのユーザーから支持されてきたトラックボールです。

アマゾンのレビュー数も合計5000件以上と人気の高さが伺えます。

入れ替わりの激しいPC周辺機器で10年間支持されるって物凄いことですよね。

 

衝撃を与えた価格

トラックボールマウスは元々は業務用のマウス。

一般ユーザーに出回るようなものではなく、コアなアイテムでした。

そんなトラックボールを圧倒的な低価格で定番商品に上り詰めたがのがM570tです。

34mm径の本格的なボールを実装しながら、5000円以下の価格を実現しています。

発売された時はさぞかし盛り上がったでしょう。

 

後継機種「M570S」との違い

M570tの後継機種「M570S」が発売されました。

現状の価格差は1000円ほどです。セール時には2000円近くの差が生まれることもあります。

この価格差について考えるために、スペックの違いをまとめてみました。

M570t M570S
対応OS Windows、Mac Windows、Mac、iPad
電池寿命 最大18ヶ月(単三電池駆動) 最大24ヶ月(単三電池駆動)
サイズ(幅×奥行×高さ)mm 95×145×45 100×134×48
重量g 142 145
通信方式 USBワイヤレス USBワイヤレス、Bluetooth
解像度dpi 540 2000
保証期間 3年 2年 or 1年

基本的には10年ぶりの新機種ということで、基本的な性能は全てパワーアップしている「M570S」。

と言っても、根幹の部分は変わりません。

家電屋でも比べてみましたが、正直感動するほどの違いはありませんでした。

個人的には「1000円以上差がつくなら、M570tで良いな」といった感想です。

 

M570tを今更レビュー

さて、ここからはM570tのレビューをお届けします。

  • 使う前に心配だったこと
  • 使うメリット・デメリット
  • 作業が捗るボタンカスタマイズ

まで丁寧に解説していきます。今更ですけど。

トラックボールに慣れることができるのか?

M570tは慣れることができるのか

私にとって初めてのトラックボール。

1番の心配は本当に使いこなすことができるのか?と言うことでした。

私は普通のマウスを使い続けて10年以上です。

そんな筋金入りのトラックボール童貞は果たして慣れることはできるのでしょうか?

 

結論から言うと、ビックリするほどすぐに慣れます。

最初こそ、マウス本体を動かそうとしたり、独特な感覚に戸惑いました。

しかし、そんな不慣れな操作は使い始めの1時間くらい。

1時間もすれば昔から使っていたかのような小慣れた動作になりました。

 

トラックボールに慣れると普通のマウスが使えなくなる、

と聞いたことがありますが、個人的には全然問題ありません。

私は現在、自宅でトラックボール、会社で普通マウスを使っていますが問題なく両立できます。

 

使いやすいのは親指トラックボールのおかげ

M570tがすぐ慣れるのは親指操作のトラックボールであるからです。

カーソル操作はトラックボールで行いますが、クリック普通のマウスと同じ動作でOK。

だからこそ、普通のマウスとの両立しやすい。

 

これが人差し指ボールなどの、変則的なトラックボールになると変わってきます。

きっと特定のトラックボールじゃなきゃ満足できない体になってしまいます。

初めてのトラックボールはM570tのような親指ボールがオススメですね。

 

場所を取らない

M570tの正面からの写真

個人的にM570tを使う1番のメリットは場所を取らないことです。

マウス全体を動かす必要がないので、マウスさえ置ければOK。

スペースが取れない汚い机の上でも使えます(片付けろよ…)

また、手元にコーヒーを置いていても、マウス操作でこぼす心配もありません。

寝たままだってマウスを使うことができます。

普通のマウスでは考えられないような使い方ができるのがトラックボールの強みですね。

 

マウスパッドが不要なのも嬉しいです。

個人的にマウスパッドがあまり好きではありません。場所をとるし、汚れるし。

家からマウスパッドを一掃できたのは、M570tのおかげ。

 

「疲れない」は本当か?

トラックボールと言えば疲れにくさが大絶賛されています。

個人的にはそこまでの感動は無かったです。ちょっと誇張しすぎかもしれません。

 

普通のマウスは腕全体を動かす必要がありますが、

トラックボールは指だけの動作で済むので疲れにくいという理論。

実際には長時間使っていると、普通のマウスとは違う部分が疲れます。

腱鞘炎にならない!という意見もありますが、M570tは親指が腱鞘炎になりそうです…。

 

ただ、疲れる体の部位が変わるのは事実。

普通のマウスとトラックボールの二刀流になることで、腱鞘炎予防の期待ができます。

個人的には二刀流がオススメ。

 

レシーバーが優秀

ロジクールのUnifyingUSB

M570tにはレシーバー「UnifyingUSB」が付属しています。

非常にコンパクトなので、ノートPCに使用しても違和感がありません。

また、一つのレシーバーで最大6台のロジクール製品と接続することができます。

 

ロジクールには名作ガジェットが多いですからね。

これとか

これとか

これらが1つのレシーバーで繋がるのは便利です。前述の二刀流も簡単に実現します。

 

レシーバーを介しての無線通信なので、ペアリングの煩わしさもないですし接続も非常に安定しています。

Bluetooth化が進む昨今ですが、マウスやキーボードは無線通信がこれからも残って欲しいとしみじみ思いました。

 

18ヶ月駆動の省エネ

ロジクール製品全般に言えることですが、M570tは省エネです。

単三電池1本で最大18ヶ月駆動。一体どうなっているのでしょうか。

アップルのマジックマウス2は3ヶ月ごとに充電しなくてはならないと言うのに。

 

電池駆動なので、電池が切れてもすぐに使えるのも嬉しいです。

何にもかも充電駆動にする必要はないと思うのです。

M570シリーズはこのまま突き進んで欲しいとしみじみ思います。

 

使っていて楽しい

M570tは使っていて心底楽しいです。

ボールを転がしてカーソルを移動させるんですよ!

まるでゲームをしているよう。

M570tがあれば、日常のマウス操作がエンターテイメントに早変わり。

実際、作業が捗る捗る。「楽しさ」って大切ですね。

 

M570tのイマイチな点

価格を考えると非常に完成度の高いM570t。

もちろん、M570tにも弱点があるわけでして、イマイチな点を正直に紹介します。

チープなデザイン

M570tとMacでチープ感

価格を考えると非常に頑張っているとは思いますが、全体的にチープ感はあります。

ボディはいかにもな量産型プラスチックマウスと言う感じ。

戻る進むスイッチもプラ感が強いです。Macと合わせると若干違和感があります。

M570tのプラスチッキーなボタンの写真

 

やはり、上位機種MXTB1sや後継機種M570Sと比べてしまうとカッコ悪い。

そもそもMXTB1sがカッコ良すぎるんですよ。

マットな質感に高級感のある素材。

高級感を求める方はMXTB1sを選んだ方が満足度高いと思います。

 

細かい作業が苦手

トラックボール全般に言えることですが、M570tは細かい作業は苦手です。

文章作成やブラウジングでは問題がありませんが、

画像編集や動画編集など細かい操作を必要とする作業は若干ストレスです。

 

それとゲーム。FPSは無理!という声が強いです。

私も数年前に流行った壺おじさんのゲームをM570tで挑戦しましたが、血反吐を吐きそうになりました。

ボールが滑らかに動きすぎてカーソルがピタッと思った場所に定まらないんですよね。

慣れたらどうにかなると思いますが、わざわざ慣れる必要があるかは疑問。

画像、動画編集、ゲームの作業が多い人は別マウスを用意することを推奨します。

 

M570tのボタンカスタマイズについて

M570tにはクリックボタンとホイールの他に、2つのボタンが付いています。

標準的にはブラウザの「進む」「戻る」ボタンに設定されています。

ブラウジング目的でM570tを使うなら、このままの設定で問題ありません。

 

しかし、専用ソフトをダウンロードすると自分仕様にカスタマイズすることもできます。

ちなみにWindowsとMacでダウンロードすべきソフトが違いますので、ご注意を。

私はそれに気づかずに30分以上格闘していました。

  • Windowsは「SETPOINT」
  • Macは「Logicoolコントロールセンター」

をダウンロードしましょう。

 

MacでのM570tのカスタマイズ方法

私がMacユーザーと言うこともあって、Macでのカスタマイズをお話しします。

カスタマイズの手順は以下の通り。

  1. 「Logicoolコントロールセンター」をダウンロードする
  2. システム環境設定を開く
    MacでM570のカスタマイズ方法
  3. ロジクールのコントロールセンターを開く
    ロジクールコントロールセンターの使い方
  4. M570tを選択して設定ボタンをクリック

これでカスタマイズができます。

 

カスタマイズの他にも、カーソルの追従速度の設定や詳しい電池の残量も見ることができます。

慣れないうちは追従速度を少し落とすと、カーソルのコントロールがしやすくなります。

 

Macの作業が捗る最強カスタマイズ

カスタマイズはご自身のよく使うアクションをボタンに割り当てて行けばOKです。

「戻るボタン」は重宝しますが「進むボタン」は意外と使いません。

「進むボタン」だけを「アプリケーションの切り替え」にするだけで作業が捗ります。

 

個人的なおすすめは「戻るボタン」「進むボタン」を撤廃し、

フルスクリーンのアプリの切り替えが出来るようにするカスタマイズ。

  • トラックパッドで言えば、3本指で左右にスワイプ
  • キーボードで言えば、コントロールキー+左右キー

のアクションです。

 

このカスタマイズにすることで、Mac特有のスムーズなアプリ切り替えができます。

特にPC1台の画面で作業する人にとっては作業を爆速にしてくれます。これはガチで便利。

Macでデュアルディスプレイを使えない人は是非とも導入すべき。

 

M570おすすめカスタマイズ

ちなみに設定方法ですが、キーストロークで設定する必要があります。

  1. キーストロークを選択
  2. 「タイプする」に左右キーを入力
  3. 「同時に押す特殊キー」は「^(上三角・アップアローヘッド)」を選択

これで、爆速アプリケーション切り替えが出来ます。

騙されたと思って一度やってみてください。

 

まとめ:今だ現役なM570tをお得に手に入れろ!

以上、ロジクールのトラックボール「M570t」のご紹介でした。

全体的な完成度の高さ、そしてリーズナブルな価格と、

ベストセラーであることを納得せざるを得ないアイテムでした。

 

  • トラックボールに興味があるけど使いこなせるか心配な方
  • 本格トラックボールを安く一度使ってみたい方
  • 過度なマウス操作で腱鞘炎になりつつある方
  • 机の上が汚い方(笑)

こんな人たちに一度使って欲しいと思います。

 

後継機種が発売されましたが、まだまだ現役で活躍できるマウスだと思います。

むしろ名作トラックボールを安く手に入れられるのは今だけ!アマゾンへ急げ!