ノイキャンがポンコツって本当?|【MPOW X3 ANC】の口コミと評判は?

MPOW(エムパウ)というオーディオブランドをご存知でしょうか?

中国のブランドで、いわゆる中華イヤホンと言われるジャンルになります。

(カリフォルニア州で設立されたとありますが、おそらくは買収)

 

中華イヤホンらしく、低価格で高品質なオーディオ機器をリリースしているMPOWですが、

MPOWの認知度を一気に高めた商品が「MPOW X3 ANC」です。

10000円を切る価格でノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。

私は楽天のショップで約8000円で購入しました。安い!

 

以前まではノイキャン機能が搭載された完全ワイヤレスイヤホンは、

30000円以上の高価格帯がほとんど占めていました。

ノイキャン機能はコントロールが難しく、各社が特注チップを作っていたために高価格帯なってしまう背景がありました。

 

しかし、2020年に中華ブランドが格安のノイキャン機能搭載のチップをリリース。

色々なメーカーが格安でノイキャン完全ワイヤレスイヤホンを作ることが出来るようになりました。

その中でもダントツのコスパで注目を集めているのが「MPOW X3 ANC」です。

ノイキャン搭載で8000円は安すぎです。AppleのAirPods Proが4個買えますからね。

 

しかし、ここまで安いとノイキャンに対して悪い噂も…。

今回は悪い噂も含めて「MPOW X3 ANC」のノイキャン性能を徹底レビューしていきます!

 

X3のノイキャンはポンコツ説

8000円でノイズキャンセリングを搭載した「MPOW X3 ANC」。

従来では考えられない低価格ということもあり、ネット上では悪い噂もあります。

  • ノイズキャンセリング機能を試したが、外部からの音を全くシャットアウトしない
  • 音楽をかけていない状態だと、全然ノイキャンを感じられない
  • ノイキャンがONでもOFFでも変わらない

なかなか手厳しい意見ですね。

ただし、高価格帯のノイキャンイヤホンを使っている人たちばかりの意見ばかりが目立ちました。

 

ノイズキャンセリング方式の違い

大前提として、X3のノイキャン性能が高価格帯よりも落ちてしまうのは仕方がないこと。

でなければ、誰も高いお金を払ってAirPods Proを買う必要なんてありません。

実はX3とAirPods Proにはノイキャン方式に違いがあるのです。

MPOW X3 ANCとAirPods Proのノイズキャンセリングの方式の違い

X3はフィールドフォワード方式というノイキャン構造を採用しています。

これは、イヤホンの外側にマイクが付いて、雑音を感知するタイプです。

仕組みがシンプルなので歴史のあるノイキャン構造で、比較的安価なノイキャンイヤホンに搭載されます。

MPOW X3 ANCのノイズキャンセリング用マイク

 

一方でAirPods Pro等の高価格帯に採用されているのがフィードバック方式です。

こちらは、イヤホンの内側にマイクが付いて、雑音を感知します。

耳に近い音を拾えるので、より効果の高いノイズキャンセリングを発揮します。

 

確かに、私もフィールドフォワードのノイキャン性能は低めのイメージが強いです。

10年前に買ったノイキャンヘッドホンはノイキャン性能は皆無でした(笑)

しかし、あれから10年。フィールドフォワードだって進化しているはずです…!

 

X3のノイキャン性能は悪くない!

MPOW X3 ANCのノイキャンのレビュー

価格も安いですしフィールドフォワード方式なので、X3のノイキャン機能はオマケくらいに考えていました。

しかし、思った以上にX3のノイキャンの完成度は高めです。

これには、私も「おお!」と唸ってしまいました。

 

一定間隔の空調音や電車、車の走行音にしっかりと効果を発揮します。

マジで8割くらいカット出来ているのでは?と言うほどの性能。

空調の音は特にすごいですね。空調がかかっていることを忘れるくらいに音が消えます。

乗り物での移動中や空調の音が気になる空間で静かに音楽を聞く用途としては、十分すぎる性能と言えるでしょう。

 

確かに高価格なフィールドバックと比べてリアルタイムな音には弱いです。

テレビの音などは、あまりカットできていない印象があります。(それでも体感3〜4割程度はカットしています)

それでも、一定間隔の音にはしっかりと効果を発揮できるレベルに進化しているんです。

フィールドフォワードも捨てたものではありません。

なよ
ここ数年でフィールドフォワードの実力も上がったんだね。
昔のノイキャンしか知らない人にも使って欲しいよ。

X3の音質は値段相応?

MPOW X3 ANCの音質レビュー

想像以上のクオリティを持つX3のノイキャン機能。

イヤホンなので、音質もかなり大切な要因ですよね。

 

カナル型イヤホン全般に言えることですが、

「X3は自分に適したイヤーピースを使い、しっかりと耳の奥まで入れる!」

ことが一番大切です。

 

X3は装着に若干の癖があるので、慣れるまで物足りないかもしれません。

付属のイヤーピースはS、M、Lの3種類に加えて、ソフトピースとハードピースの2種類。計6種類が付属しています。

オススメはソフトピースです。柔らかいので耳の奥までしっかりとフィットします。

 

ピース選びと、正しく装着ができると、X3は結構いい音鳴ります。

低音が若干軽めな気がしますが、中音、高音がバランスよく出ています。

感動を覚えるほどではありませんが、値段相応と言ったところでしょうか。普段使いとしては全然問題ありません。

感覚的にはX3の音質は5000円クラス。プラス3000円でノイキャン機能を追加と考えると、やはりコスパは良いと言えるでしょう。

 

ちなみに、ノイズキャン機能を使うと、低音がグッと強調されます。

厚みのある音に生まれ変わるので、聴き比べてみると楽しいです。

ノイズキャンの違和感も少なめですので、私は常にノイズキャンONで使っています。

 

X3の口コミと評判

万能と言うわけではありませんが、使い方によっては非常に満足度の高いノイキャン性能を持つX3。

実際、先ほど紹介したネガティブな口コミよりも、ポジティブな口コミの方が圧倒的に多いんです!

Amazonの口コミでは★4の高記録!

  • ノイキャンが搭載されているイヤホンを初めて使ったが、電車の走行音がしっかりとカットされる!
  • ノイキャン性能がキツすぎず、長時間でも聴き疲れしない
  • ノイズの完全除去までではないが、必要十分な性能で満足

特に初めてノイズキャンセリングを使う人たちからは感動の口コミが。

そして何より「コスパ」の良さを絶賛する口コミが多数見受けられました。

 

確かにAirPods Proは素晴らしいイヤホンです。

しかし、価格差4倍の価値があるかと問われると…。正直、そこまでの差はないんじゃないかなぁ。

 

ソフトな音あたりでノイキャン初心者も使いやすいと思います。ノイキャン入門用としては最適ですね。

X3を使い倒してみて、さらなるノイキャン性能を求める方は、高価格帯にステップアップしていくのが良いかと。

なよ
数年後にはフィードバック方式のノイキャンイヤホンも、
格安で登場しそうだよね!

 

まとめ:X3はポンコツではない!

以上、「MPOW X3 ANC」のノイキャンについてのレビューでした。

個人的にはかなりお気に入りです。

移動中にも使いやすいですし、価格も安い方なので落とすリスクにビクビクする必要もありません。

 

まとめると、

  • X3のノイキャン性能は必要十分性能で、決してポンコツではない!
  • 10000円を切る価格で、この性能はコスパ抜群!
  • 入門ノイキャンイヤホンを探している方にオススメ!

こんなところでしょうか。ピンときた方はお試しあれ。

 

購入は基本Amazonですが、楽天にも取り扱いがあります。

楽天のオーディオ機器ショップ「e-イヤホン」ならポイントがついて実質8000円ほどで購入が可能。

私も今回「e-イヤホン」で購入させていただきました。是非ともチェックしてみてください!