個人事業主専門のホームページ制作を行なっている「なよ」です。
本記事では、「個人事業主のホームページはシンプルにしろ!」というテーマについて解説します。
結論から言うと、個人事業主は「3つのシンプル」を意識しましょう。
- シンプルなデザイン
- シンプルなページ構成
- シンプルな機能
これらを意識することで、個人事業主にとってベストなホームページが完成します。
本記事では、3つのシンプルを深掘りしながら、個人事業主がホームページ制作で失敗しないコツを紹介します。
2024年最新の、最強のホームページ構成も公開したのでぜひ参考にしてください。
また、そもそも自分にホームページは必要なの?と悩んでいる人は、こちらの記事もご覧ください。
詳しいプロフィール
- ブログ歴9年
- ブログ収益20万円/月間
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- 20個以上の個人事業主・小規模会社のホームページを作成
僕は個人事業主に特化したホームページ制作を行なっています。
興味があれば、ぜひご連絡ください。
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シンプルなデザイン|個人事業主のホームページにはデザインは不要
いきなりトンデモないことを言いますが、個人事業主のホームページにデザインは不要です。
とにかく無駄を削ぎ落とした、シンプルなデザインが理想。
なぜなら、個人事業主がホームページを持つ目的は、以下の3つだからです。
- 集客をするため
- 信頼度を高めるため
- サービスを詳しく説明するため
これらの目的を達成するために、デザインは関係ありません。
むしろ、デザインにこだわり始めると、デメリットの方が多いです。
デザインは廃れる
デザインには流行り廃りがあり、古臭いデザインは顧客の信頼度を下げてしまう恐れがあります。
ホームページデザインの流行のサイクルは早く、感覚的には3年ほど。
つまり、コストをかけて流行のデザインにしても、3年後には古臭いデザインになる可能性があるのです。
正直、流行のデザインを追うのはコスパは悪いと言えます。
逆にシンプルなデザインは、流行の影響を最低限にすることができます。
長くあなたのビジネスを支える相棒となってくれるでしょう。
スマホの普及がデザインにも影響している
スマホの普及も、デザインをシンプルにするべき理由です。
今や、ホームページはパソコンで見られるよりも、スマホで見られる方が一般的になりました。
スマホはパソコンよりも圧倒的に画面サイズが小さいです。
そのため、デザインに凝ってもスマホ表示では差が少なくなります。
実際に、サントリーのこのページが面白いです。
最初からスマホの表示を前提にしたデザインになっています。
このように、大企業でさえスマホファーストの表示になりつつあるのが分かります。
デザインにこだわるメリットはどんどん少なくなっているのです。
シンプルなページ構成|ホームページは4ページで作れ!
デザインの次にシンプルにすべきなのは、ホームページの構成(骨組み)です。
構成は一度作ると、変更が難しいので、最初によく考える必要があります。
ホームページの構成も、できる限りシンプルにすることを推奨します。
なぜなら、ページ数が増えるほど、管理が難しくなりミスも増えるからです。
特にホームページ運用に慣れていない人や、運用に時間をかけられない人は、構成を絞って徹底的にシンプルにしましょう。
一般的なホームページは何ページ?
一般的なホームページでは、以下のような構成が多いです。
- トップページ
- サービス一覧ページ
- サービス①の詳細ページ
- サービス②の詳細ページ
- サービス③の詳細ページ
- 料金一覧ページ
- 実績ページ
- 実績①の詳細ページ
- 実績②の詳細ページ
- 実績③の詳細ページ
- 会社概要ページ
- 代表の挨拶ページ
- アクセスページ
- お問い合わせページ
- サービス一覧ページ
ざっと上げるだけでも、14ページになりました。
サービス数が多いと、軽く20ページは超えてきます。
しかも、何階層にもなっており、慣れていないと管理が大変です。
例えば、一部サービスの料金を変更すると、複数ページの修正作業が必要になるでしょう。
この構成は個人事業主にとって、オーバースペックであることが多く、オススメできません。
個人事業主にオススメのページ構成は4ページ
個人事業主のホームページは、最低限のページ数に絞るべきです。
具体的に言うと、以下の4ページ構成がオススメです。
- TOPページ
- サービスページ&料金表
- 会社概要ページ
- お問い合わせページ
この構成は今まで50件以上の個人事業主のホームページを作った経験から導き出した最適解。
実際の案件でも使っている、最強構成なので、ぜひ真似してみてください。
1ページで完結もアリ
人によっては、ホームページ全体を1ページに集約して1ページ完結もアリです。
1ページに集約すると、管理の手間が劇的に減ります。
また、構成がシンプルになるので、顧客にも情報を漏らさずに伝えることができます。
もちろん、情報量が多い場合などは、ページを分けた方が良い場合もあるでしょう。
全体の情報量とのバランスをとりながら、適切な構成を考えることが一番大切です。
複数ページ不都合な真実
ページ数が少ないメリットは伝わったかと思います。
しかし、無駄にページを分けているホームページが多いのはなぜでしょうか。
それは、ホームページ制作会社の不都合な真実が関係しています。
不都合な真実とは、ホームページ制作はページ数で単価が決まることです。(例:1ページあたり〇〇円、1ページ追加ごとに〇〇円)
そのため、ページ数を増やすほど利益が増えるので、ページを細かく分けたがる製作者が多いのです。
これは、ホームページ制作者はあまり言いたがらないので、ぜひ覚えておいてください。
ブログを有効活用する
ホームページが4ページは少なすぎじゃない?と感じた人も安心してください。
あくまで、4ページなのはホームページのコアの部分です。
ホームページを持つと、ほかにも発信しなければならないことは山ほどあります。
- 実績(仕事の成果)
- お知らせ
- お役立ち情報
これらは、必ず増やしていくべきです。
しかし、これらはコアの部分に入れるのではなく、ホームページの「ブログ機能」を活用しましょう。
こうすることにより、ホームページのコアの部分と独立した状態にすることができ、管理が簡単になります。
シンプルな機能|1つ1つの機能を吟味する
最後にシンプルにすべきなのは、ホームページの機能です。
ホームページには、さまざまな機能を持たせることができます。
- メールフォーム機能
- カレンダー機能
- 予約機能
- 翻訳機能
- 会員登録機能
- チャット機能
などなど、キリがありません。
この柔軟な機能こそが、ホームページの一つの強みでもあります。
しかし、機能もできる限りシンプルにすることを推奨します。
顧客のための機能だけを追加する
機能を追加すると、製作費も上がりますし運用も大変になります。
また、セキュリティーの弱点となる可能性もあります。
ホームページを運用し始めると、自己満足の機能を入れたがる人も多いです。
しかし、顧客のために本当に必要な機能かどうか、よく吟味して追加するのが良いでしょう。
メールフォームすらも不要?
最近は、メールフォームをあえて実装しない方も増えてきました。
一昔前は必ずといって良いほど実装されていたメールフォームですが、時代が変わったと実感しています。
メールフォームは、スパムメールやウィルスの入り口になるこもあり、意外と運用が大変です。
LINEやSNSをお問い合わせ先として活用する方が負担が少ない場合は、メールフォームを削るのもアリです。
まとめ:個人事業主のホームページはシンプルが良い
以上、今回は、個人事業主のホームページはシンプルの方が良いというお話をしました。
ホームページといえば、あれもこれも!と詰め込みたくなりますが、グッと堪えて「シンプル」を目指しましょう。
今回の内容をまとめます。
- デザインをシンプルにする
- ホームページのデザインは流行のサイクルが早いので、追いかけるのは大変
- 構成をシンプルにする
- 個人事業主は1〜4ページでコアな部分を作る
- 機能をシンプルにする
- メールフォームすらも吟味する
これらのポイントはホームページを自作するときはもちろんですが、外注する場合も同様です。
ぜひ「シンプル」を意識してホームページを作ってみてください。
構成を練り、シンプルにするからこそ、ホームページの真価は発揮できますよ。
そもそもホームページは必要?と言う人に
そもそもホームページを作るべきか悩んでいる個人事業主の方もいるかと思います。
そんな人のために、個人業主のホームページについて徹底解説した記事もあります。
9年のブログ経験をフル動員して書いた自信作なので、ぜひご覧ください。